ワイン通の最終的に行き着くところはブルゴーニュだが、ワイン通を目指す人はまずはシャンパーニュから極めてみるといいかもしれない。
なぜならブルゴーニュと違ってシャンパーニュはRM(レコルタンマニュピュラン)を除けば生産者も限られているし、単一のヴィンテージでリリースされる年はグレートヴィンテージと決まっているのでヴィンテージチャートを覚えるのも容易だ。
何よりNVには当然ヴィンテージもないのでメーカー(生産者)と銘柄さえ把握してしまえば、レストランで分厚いワインリストを出されてもシャンパーニュのページを探せば自分の知っている銘柄を探し出すことが容易だからだ。
また、ワイン通でもシャンパーニュのオールドヴィンテージを飲む機会はあまりないため、ある程度のオールドシャンパーニュを飲んでいればワイン通として十分だからである。
最低限のメーカー(生産者)と銘柄を把握した後はあとは今流行りのRM(レコルタンマニュピュラン)を極めて行けばシャンパーニュに関してはワイン通としては十分であろう。
しかし、何故かシャンパーニュに詳しくてもワイン通はそれ程敬意を示してはくれない。
おそらく、シャンパーニュは素人の成金や知ったかぶりの芸能人が好んで飲んでいるためなのかもしれない。
さて、ある程度シャンパーニュ通になったあなたはやはり、多少の薀蓄が欲しいところだろう。
RM(レコルタンマニュピュラン)についてはワイン通でも知らないようなものでも、調べればネットにセルーストークがいくらでもあるので割愛する。
プレステージシャンパーニュの筆頭であるSALON(サロン)。
かつてあまりにもポテンシャルが高く、リリースが遅れたものをご存じだろうか?
実はSALON 1985ヴィンテージはSALON 1988ヴィンテージの後にリリースされたことはワイン通でもあまり知られていない。
だから、もしこのSALON 1985ヴィンテージを飲む機会があればこのことを話題にすればきっとあなたはワイン通として扱われること間違いなしです。