ワイン通はブルゴーニュのアぺラシオンを特定の略語を使って呼びます。
その呼び方は一見、法則性があるようですが実はまったくなく、それぞれの呼び名があるので、その使い方でワイン通か、そうでないかはすぐわかってしまいます。
そう、ワイン通ならその呼び名をすべて把握しておかないといけないのです。
ワイン通はGevrey-Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)のことをジュヴ・シャンと略して言います。
しかし、Puligny-Montrachet(ピュリニー=モンラッシェ)はピュリ・モンと略して言うことはないのです。
もし、あなたがワイン通を気取ってピュリ・モンなどと言って悦にはいってしまえば、何を言っているかわからず、今後のワイン会にも誘ってもらえなくなるのは言うまでもありません。
Puligny-Montrachet(ピュリニー・モンラッシェ)はただ、「 ピュリニー 」とは言えばいいのです。
Chassagne-Montrachet(シャサーニュ・モンラッシェ)は「 ピュリニー 」と同様に「 シャサーニュ 」と呼びます。
しかし、Chassagne-Montrachet MORGEOT(シャサーニュ・モンラッシェ モルジョ)の場合は「 モルジョ 」だけでいいのです。
ワイン通はその辺りの言い回しが完璧にできないといけないのです。