ワインをボトルで注文するとテイスティングという儀式があります。
これは本来そのボトルが傷んでいないかを確認してもらうことですが、皆さん結構厄介なことみたいです。
実際は口に含んで、異常がなければ、ちょっと頷くだけでいいわけですが、そこでワイン通はソムリエの人々にこの人、結構飲んでる人だと思わせなくてはならないわけです。
普通にやっていれば何ら問題はないのですが、大半の人はその儀式に圧倒されて構えて緊張してしまいます。
当然、テイステイングをしない人も黙ってホストの行動を見守ります。
ここで黙ってしまう人、余計なことを言う人はまずワイン通にはみてもらえません。
それではどうすればいいか?
まず、今まで話をしていたならそれまでの話を続行して下さい。
そしてホストテイスティング、ほんのその一瞬だけ、自分の中で集中するのです。
それだけであなたは一流のワイン通です。
人間慣れというものは重要な要素で、慣れていない人はやはりその道の人はちゃんとわかるものです。
ですから今までの話を続行するのです。
なぜならあなたは今までの話しについては慣れているのだから。。。
ワイン通は身構えてはいけないのです。
そもそもワインテイステイングなどは一部のワインスノッブ以外にとってはただの面倒な作業なのです。
実際、ワインが傷んでいる場合はその前にソムリエがチェックしているものなのでまず大丈夫です。
たまにひどい店だと平気でブショネのワインを出してくることもありますが。。
ちなみにワイン通のテイステイングは軽くグラスを回して香りだけチェックします。
大抵のソムリエはワイン通がワインを口にいれ、頷くのを待ちますがグラスを置き、他の人へ注ぐように頼みます。
この方法は香りだけでチェック出来なければだめですが、それが出来る人にとっては最高にスマートにその場を演出できますし、自分はちゃんとわかっているワイン通ということを行動で示すことが出来ます。
また、このワインについてのコメントなど余計なことを言う必要はありません。
黙っている方がよりワイン通ぽく見えるのです。
まれに、ワインの温度について聞かれることがあります。
その時は軽く、瓶を触って、これでいいよ!と言ってください。
このしぐさが如何にもワイン通なのです。
![【楽天ブックスならいつでも送料無料】【専門書】【3倍】ワインテイスティング [ 佐藤陽一 ]](https://glasswine.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
