ワイン通はブドウ品種という言葉は使わない

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ワイン通はブドウ品種のことをセパージュと言います。

セパージュはブドウ品種のフランス語です。

テイスティングをして、飲んだことのないワインを飲んだ際、ワイン通がソムリエに尋ねる際に使う言葉です。

間違っても、ブドウ品種は?

などと野暮な言葉を使わず、スマートにセパージュというフランス語の甘美な発音を自分で言って酔いしれるのが、ワイン通です。

更にワイン通上級者は最初にヴァラエタルを使い、すぐにセパージュと言い換えるという技を使うこともあります。

ちなみにブドウ品種は英語でいうとヴァラエタルとなります。

ヴァラエタルはセパージュに比べて、ワイン通でもあまり使う人がいないので、この言葉をあえて使って、その後、セパージュも使うことで、私はフランス語と英語の両方のワイン用語を操ることができることを主張して、ワイン通上級者を気取るのです。

ワイン通が飲むセパージュは、赤ではピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、白ではシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン。

それ以外の品種はワイン通にはそれほど必要ありません。

それらはソムリエや一部のワインオタクに任せておけばいいのです。

ワイン通は、これらのセパージュを使った有名なワインのみしっかりと押さえて、コメントできればいいのです。

間違って、その他のセパージュワインが出てきた際は、滅多に飲まないんだよねとワイン通は言えばいいのです。

ワイン通にとってピノ、カベルネ、メルロー、シャルドネ、ソービニオン・ブラン、セミヨン以外のセパージュは重要ではないのです。

シャルドネの最高峰 DRC モンラッシェ

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